可動式間仕切りというと、これまでは事務所や会議室で使われるような、機能性優先の無機質なイメージを持つ方も少なくなかったかもしれません。しかし、近年の製品はデザイン性が飛躍的に向上し、単に空間を仕切るという機能的な役割だけでなく、部屋の印象を決定づける「インテリアの主役」としての存在感を放つものが数多く登場しています。リフォームで可動式間仕切りを取り入れることは、暮らしに新たな表情と彩りを加える絶好の機会となるのです。まず、選べる「素材」のバリエーションが非常に豊かになりました。最も人気が高いのが、光を柔らかく通しながら視線を遮る、半透明のアクリルパネルやポリカーボネートパネルです。圧迫感を与えることなく空間を仕切ることができ、部屋全体を明るく開放的な印象に保ってくれます。表面に和紙調の加工が施されたものを選べば、モダンな和の空間を演出することも可能です。より高級感や透明感を求めるなら、ガラス製の間仕切りも選択肢に入ります。クリアガラスであれば空間の連続性を損なうことなく仕切ることができ、スモークガラスやデザインガラスを選べば、スタイリッシュで洗練された雰囲気を醸し出します。また、木の温もりをインテリアに取り入れたいなら、木目調のパネルがおすすめです。表面にリアルな木目のシートが貼られており、まるで本物の木の壁のような質感を表現できます。ナチュラルな北欧スタイルから、重厚感のあるクラシックなスタイルまで、幅広いインテリアテイストに調和します。デザインの工夫も多彩です。パネル全体を一枚の壁のように見せるシンプルなデザインだけでなく、アルミのフレームで格子状に区切ったデザインは、空間にリズムと奥行きを与え、フレンチシックな雰囲気やインダストリアルなスタイルにもマッチします。パネルの一部にスリットを入れたり、異なる素材を組み合わせたりすることで、オリジナリティあふれるデザインを創り出すことも可能です。色選びも、インテリアを左右する重要な要素です。壁や床の色と合わせて空間に溶け込ませるか、あえてビビッドなアクセントカラーを選んで空間の主役にするか。選択次第で、部屋の印象は大きく変わります。可動式間仕切りは、もはや単なる「仕切り」ではありません。それは、あなたの美意識を表現するための大きなキャンバスなのです。
インテリアの主役になる可動式間仕切り