「ワンルームの部屋で、寝る場所とくつろぐ場所を分けたい」「兄弟で一部屋を使っているが、それぞれのプライベートな空間を作ってあげたい」。こうした悩みは、持ち家だけでなく、賃貸住宅に住む多くの人が抱えるものです。しかし、賃貸物件では、壁に釘を打ったり、大規模な工事をしたりすることは、原状回復義務があるため基本的にできません。だからといって、理想の空間づくりを諦める必要はありません。壁を傷つけることなく設置できる、賃貸向けの「可動式間仕切り」を活用すれば、空間を自由にゾーニングし、暮らしの質を大きく向上させることが可能です。賃貸で使える可動式間仕切りの代表格が、「突っ張り式」の製品です。これは、床と天井の間にポールを突っ張らせて固定するため、壁や天井に一切穴を開ける必要がありません。この突っ張り式のポールをフレームとして、パネルやカーテン、布などを取り付けることで、手軽に部屋を仕切ることができます。例えば、突っ張り式のレールを設置し、そこに「アコーディオンドア」や「パネルドア」を吊るせば、本格的な間仕切り壁のように空間をしっかりと区切ることができます。使わない時はコンパクトに折りたためるため、邪魔にならないのも魅力です。より簡易的でデザイン性を重視するなら、突っ張り式のパーテーションもおすすめです。ラダーラックのようなデザインのものや、有孔ボードになったものなど、おしゃれな製品が数多く市販されています。仕切りとしての機能だけでなく、小物やグリーンを飾るディスプレイ収納としても活用できるため、インテリアのアクセントにもなります。また、背の高いオープンシェルフや収納家具を間仕切りとして使うという方法も、古くからある有効なアイデアです。視線を緩やかに遮りながら、収納力も確保できるため、一石二鳥の効果があります。背板のないオープンシェルフを選べば、圧迫感を軽減し、光や風の通り道を確保することもできます。これらのアイテムを上手に組み合わせることで、例えばワンルームマンションにおいて、リビングスペースとベッドスペースを緩やかに分離し、生活にメリハリをつけることができます。