先週末、我が家では少し変わった週末イベントが開催されました。それは「家族総出で網戸を取り付けよう大作戦」です。これまで業者に頼むものとばかり思っていた網戸の設置ですが、夫が「自分たちでやってみないか」と提案したのがきっかけでした。子どもたちも「面白そう」と乗り気で、一つの共同作業として挑戦することになったのです。土曜の朝、まずは家族全員でホームセンターへ向かいました。事前に夫が調べておいた窓のサイズをメモした紙を片手に、網戸売り場を探索します。店員さんにアドバイスをもらいながら、我が家の窓にぴったりの網戸を選ぶ過程は、まるで宝探しのようでした。必要な道具としてドライバーも新調し、子どもたちは自分たちが使う軍手を選んで大はしゃぎです。家に帰ると、いよいよ作業開始です。夫がリーダーシップを取り、まずは窓レールの掃除から。長男はブラシでゴミをかき出し、長女は濡らした雑巾で拭き上げる担当です。普段はあまりしない家の手伝いに、二人とも真剣な表情で取り組んでいました。レールがピカピカになると、次はいよいよ主役である網戸の登場です。夫と私が二人で網戸を持ち上げ、説明書通りに上からレールにはめ込もうとします。これが意外と難しく、なかなかうまくはまりません。「もう少し右」「角度を変えてみて」と声を掛け合いながら試行錯誤する様子を、子どもたちが固唾をのんで見守っています。何度目かの挑戦で、カチッという音とともに網戸がレールに収まった瞬間、家族全員から「おぉ」と歓声が上がりました。最後の仕上げは、ドライバーを使った外れ止めの調整です。これは夫が子どもたちにやり方を教えながら、一緒にネジを締めました。自分たちの手で取り付けた網戸がスムーズに左右に動くのを確認したときの子どもたちの誇らしげな顔は、忘れられません。ただ網戸が付いただけではありません。家族が力を合わせ、一つの目標に向かって協力する。この網戸取り付けは、私たち家族にとって、単なるDIYを超えた特別な思い出となる素敵なイベントになりました。